ギックリ腰・捻挫・打撲の直後

 

ギックリ腰になった時、足首などを捻挫した時、突き指した時、転倒して膝をぶつけた時、こんな時に皆様はどうされますか?

よく患者さんから、「病院とかに行くほどじゃなかったから、家で湿布してました。」と聞きます。

そんな時に私は、痛めたその日は湿布を貼らずにアイシングを行ってさい。湿布は二日目からで。と、お伝えします。

何故かというと、人の体の回復機能に関係してるからです。

捻挫や打撲を起こすと、患部に炎症反応が出現します。

炎症反応とは、

・疼痛(痛み)

・発赤(患部が赤くなる)

・腫脹(患部が腫れる)

・熱感(幹部が熱くなる)

・機能障害(痛みや腫れのために動かせなくなる)

この5つをいいます。

 

なぜ炎症が起こる?

細かく説明すると、むちゃくちゃ医学用語が飛び交う事になるので、ざっくり言うと

「炎症は、損傷部位を修復させるための反応」です。

痛むのは不快な感覚ですが、体が頑張って治してくれているんだな~と、思うと少し気持がラクになりませんか?(^^;

湿布の話に戻りますが、湿布には痛みを抑えるように消炎鎮痛剤が含まれています。消炎鎮痛剤の作用で痛みが緩和されますが、炎症反応を止めて

しまうと、体の修復作業も止まるということです。

アイシングは体の修復作業を止めることがなく、冷却刺激により痛みを抑え血流を促進して回復力を高めてくれるのでお勧めしています。

良ければ皆様も、どこかぶつけたり捻挫したりがあればその日は湿布を貼らずアイシングをしてみてください。

アイシングの方法

・ビニール袋(氷嚢でも可)に氷と少量の水を入れる

・炎症の起こっている患部(痛みが出てるところ)に直接、氷水入りのビニール袋をあてる。(タオルとかをかまさない。)

・10分から15分ほどそのままあて続ける。(15分以上はやらない。)

・一度離して幹部が常温に戻ったら再びアイシング、を繰り返す。

※ 足首とかならバケツに氷と水を入れて、そこに患部がしっかり浸かるぐらい入れて10分から15分そのまま耐える。

アイシングをすると、冷たい→冷た過ぎて痛く感じる→痛みを通り越して感覚が鈍くなる。という経過を辿ります。だいたい1

5分ぐらいで感覚が鈍くなってくるので、そこまで冷やすのが一番ベストです!15分以上は冷やしすぎになるので、気をつけて下さい。

 

 

2018年05月09日